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明治大学 児玉真輝選手
「主要区間を走ってチームに貢献したい」

昨シーズン、ルーキーイヤーでありながら、全日本、箱根の両方で1区を走った児玉真輝選手。全日本ではトップと8秒差の区間5位(区間新)で襷を渡し、チームの3位という好成績に貢献しました。大学1年目のシーズンを振り返ると、手応えと悔しさの両方があったと言います。

「全日本大学駅伝に関しては、自分が思っていたよりも良い走りができて、手応えを掴めました。トラックに関しては10000mで28分22秒というタイムが出せて、これも自分の想像以上の結果で、良いトレーニングを積めているなと感じることができました。その一方で箱根駅伝については、納得のいくような結果は出せず、大学の厳しさ、箱根駅伝の難しさを実感させられ、悔しさが残っています」

1年生時に2度、駅伝の1区を経験。1区が希望というわけではないものの、適性は感じていると児玉選手は言います。

「僕は練習でもレースでも大きな波はなくて、どちらかというと安定感のあるタイプ。それからラストスパートでの勝負になったとき、そこで一番になる力があるかどうかは正直微妙なところですが、しっかりと対応して秒差で繋ぐぐらいのスピードはあるかなと思っています。その安定感と、ある程度のスピードが評価されて、1区に選ばれたのだろうと思います」

最後にスピード勝負になっても食らいつくことはできる。そう思えるのは、中学3年生の夏に長距離に転向するまでは、走り幅跳びをメインにしながら短距離にも取り組んでいたから。

「中学校の陸上部では走り幅跳びが専門だったのですが、リレーにも出ていましたし、記録会であれば100m、200m、400mも走っていました。僕は小学校のときに特に足が速いってわけではなかったので、中学校に入ってすぐに長距離を始めていたら、自分のスピードに自信がないままだったかもしれません。1度短距離に取り組んだことで、ある程度は走れるという自信がついたので、結果的には短距離をやっていて良かったのかなと思います」

いよいよスタートする駅伝シーズン。チームとしての目標は全日本で5位以内、箱根は本選に出場してシード権を獲得すること。自身は主要区間を走って区間賞を獲り、チームに貢献することを目指しています。

「自分自身、肺気胸を患って5月の中旬から6月末まで走れない時期があったので、まずは体力、走力をしっかりと戻して、駅伝ではチームに貢献する走りができたらなと思っています。全日本大学駅伝なら前半の主要区間とされている2区や3区、箱根駅伝は2区を走りたいという気持ちがありますが、これからどこまで状態や調子を整えられるかにもよりますし、それに合わせて走れる区間で全力を出せればと考えています」

体を動かせない時期があったものの、夏合宿を経て、確実に走力は戻ってきていると感じているそうです。

「夏はケガをすることなくしっかりと練習ができましたし、最後の合宿ではAグループ(一番上のグループ)に入ってメニューをこなせたので、だいぶ戻ってきていると思います」

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昨シーズンの全日本と箱根は「アディゼロ アディオス プロ」で挑んだ児玉選手。今シーズンの駅伝は「アディゼロ アディオス プロ 2」を履こうと思っているそう。

「ロードについてはとても走りやすさを感じているので、今シーズンの駅伝はアディオス プロ 2で走ろうかなと思っています」

「アディゼロ アディオス プロ 2」のメリットは、脚の疲労感が少なくレース後半まで脚を残せることだと児玉選手は言います。

「一番大きなメリットだと感じるのはクッション性の高さですね。距離が長くなればなるほど恩恵を得られる感覚があって、レース中の脚の疲労を小さくできると感じています。また薄底のランニングシューズで走るとふくらはぎに疲れを感じることが多いのですが、アディオス プロ 2はハムストリングスや臀部に負荷がかかる感覚があります。無理に意識することなく、自然に大きな筋肉を使って走れているのかなと」

駅伝は「アディゼロ アディオス プロ 2」で挑む予定の児玉選手ですが、トレーニングではどんなシューズを履いているのでしょうか。

「ジョグだったらウルトラブースト 21、速いペースの練習や距離走ではボストン10を履くことが多いですね。トラックでスピードを求めるような練習をするときは、タクミ セン シリーズを履くこともあります」

この夏に開催された世界大会のトラック種目には同学年の選手も出場。大きな刺激を受けたのだとか。

「3000m障害では同学年の選手が結果を残していて、それはやっぱり刺激になりました。それから男子のマラソンですね。集団から離れても粘る姿からは、気迫を感じました。自分もきつくなったところで粘る、離れても盛り返す、勝負所で前に出る、そんな走りができたらいいなと思います」

現在2年生の児玉選手には、大学在学中に達成したい目標がある。

「トラックであれば10000mで27分台を出したいなと思っています。シューズの進化もあるので、もしかしたら上方修正するかもしれませんが、しっかり狙っていきたいですね。そして、一番の目標は箱根駅伝の2区で区間賞を獲ること。実家が箱根の2区と9区から近い場所にあって、沿道に観に行ったり、ベランダから観戦したりしていたんです。長距離を始めるまでは箱根を走りたいとは思っていなかったんですけど、小さい頃から身近にあったものなので、あそこを走って区間賞を獲りたいなと思っています。2区を走ることができたら、家族も喜ぶと思うので」

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