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厚底ランニングシューズで記録を狙う自分も、ただ楽しいから走る自分も、どちらも大切な私らしさ

誰のためでもなく自分のためランニングが好きだから走ってる

adidas Runners Tokyo を通じ、走ることをみんなで楽しく

ランニングが生活の一部となると走ることが本当に楽しくなる。でも、毎日同じ距離やコースを走っていると飽きてしまったり、「走らなきゃいけない!」と走ることを義務に感じてしまいすぎると、ランニングに楽しさを見出せなくなることがある。そんなときの解決策のひとつがグループで走ること。ランニングコミュニティに入って一緒に走ったり、ランニングギアの情報交換を通じてモチベーションをアップすることができる。
「身近に適当なランニングクラブがない…」というランナーのためのコミュニティがARの愛称でも知られるadidas Runners。東京、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、バンコク、ドバイetc.世界中の主要都市において結成され、各セッションは広くランナーを受け入れている。ARのグループランに参加したことで「走ることがまた好きになった!」「久々に楽しく走れた!」というランナーは少なくないのである。

走る喜びを伝える
森野麻美さんのコーチングスタイル

adidas Runnersのプログラムのなかでも東京のコーチを務める、ランニングアドバイザーの森野麻美さんがリードするセッションは、ランニングの楽しさをあらゆるレベルのランナーが体感できることから、高い評価を得ている。中学から本格的に陸上競技をスタートさせた彼女は、主に800m、1500mを走り、駅伝競技にも参加。高校でも中距離を担当種目とし、日本大学へ入学後は3000m、5000mをメインに競技生活を送った。大学卒業後はユタカ技研で2年間の選手生活を過ごしたのちに、陸上選手のトップレベルでのとしての経歴を終える。
しかし「現役時代は怪我のせいで最長でも10Kmのレースまでしか走ったことがなかった」という彼女。それでも実業団チームを退部した後も、走ることを決して止めなかった。なぜか。それは陸上選手としての自分が不完全燃焼だったということに加え「昔はチームのためや会社のために走っていましたが、いまは誰の為でもなく自分のため、ランニングというスポーツが好きだから楽しんで走っている。走っているときはポジティブな気持ちになれますし」と語る。

走る楽しさを常に忘れず
自然体で挑むパーソナルベスト

森野さんの今の練習スタイルは、現役当時に比べれば、自分を追い込むものではない。
日々の練習は「基本はジョグで、週に1回トラックで負荷の高い練習をするぐらい」とのことで、レースに関しても「自己記録更新にはもちろん興味あるけど、やってきた練習の結果がでればいいなぁ…」というスタンスでその練習量は現役時代と比較すると決して多くない。それでも、いくつかの大会で自己記録を更新し、2019年のフルマラソンでは2時間49分51秒でゴール。女子の部で優勝も果たしている。自らの性格を「実はプレッシャーにはあまり強くないんですよ…」と笑いながら話す森野さんには、走ることの楽しさを忘れない環境で自己記録更新にトライするほうが向いているかもしれない。

自己記録更新を目指すなら時代が求めるシューズ 厚底のような最先端の1足を選択することも重要

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厚底シューズ特有の跳ねる感覚
足を前に進めてくれる推進力を体感

「大会が決まればモチベーションが急速に上がる」と語る森野さんは、次のレースでは間違いなくアディゼロ アディオス プロを履いて走るという。このシューズの第一印象は「いままでのシューズと走り心地が全く違って、最初は靴に走らされているという感覚がありました。でも、タイムを計ってみるとこれまでよりも速く走れていて、『厚底シューズ凄いなぁ(笑)』と思いましたね」森野さんはこのシューズの跳ねるような推進力に魅力を感じている。「昔は練習のときだけにミッドソールの厚い靴を履いていて、レースのときは薄い靴が常識でしたよね。だから初めは不思議な感じがしたけど、しばらくすると跳ねる感覚が強くて、勝手に前に進むような推進力に好感を持ちました」。短い期間で走行性能の高さを体感することができたという。

30km以降により実力を感じられる
アディゼロ アディオス プロ

その他にも「アッパーのフィット感がよく、ミッドソールに使用しているライトストライクプロは、最近のお気に入り練習用シューズだったSL20のミッドソール(ライトストライク)と同系列の素材なので、そのあたりの相性もよかったかな。前足部に5本指カーボンと呼ばれるエナジーロッドが入っているから勝手に前に進むような感覚が得られる。フルマラソンの後半、30Km以降疲労が軽減されて脚力が残る気がします。自己記録を更新しようと思ったら、時代に合ったシューズ、最先端の1足を選択することも重要かもしれませんね」と、このシューズを分析した。

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走り続けていると、 心身ともに健康な状態でいられる

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変わらないこと
走り続けること

コロナ禍の影響で「自粛期間中に走っている人が増えて、そのことは嬉しかったですが、自分自身は、これまでもこれからもランニングに対するスタンスはあまり変化することなく走り続けていくと思う。走り続けていると、心身ともに健康でいられると思います。太りたくないから走っているというのもありますけど(笑)」とあくまで自然体だ。
ロンドンで行われたレースで男子2位のビンセント・キプチュンバ(ケニア)、ワールドアスレチックス ハーフマラソンチャンピオンシップで1時間5分16秒の女子世界記録を更新したペレス・ジェプチルチル(ケニア)など、海外からはアディゼロ アディオス プロを履いて好成績を収めたというニュースが続々と伝えられている。
adidas Runners Tokyo のコーチとしてランニングの楽しさを伝え続け、自らも走ることを楽しむ彼女にとっても、このシューズが自己記録更新の大きなサポートとなることは間違いない。次のレースで自己記録の2時間49分51秒を更新し、森野さんが満面の笑みでゴールすることが今から楽しみである。

取材対象者プロフィール:
森野麻美
adidas Runners Tokyo コーチ。
中学から陸上部。800m、1500mを中心に駅伝競技にも参加する。
高校でも陸上競技を続け、日本大学に入学後は3000m、5000mを主戦場とする。
卒業後はユタカ技研陸上部で2年間選手生活を送り、トップレベルでの競技生活を終えた後も走り続け、現在はadidas Runners Tokyo のコーチ、ランニングアドバイザーとして数多くの人々に走ることの楽しさ、素晴らしさを伝えている。

取材・執筆:
南井正弘
フリーライター、ランナーズパルス編集長。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。これまでに1500足以上のスポーツシューズを履き、雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。

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