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アディダス史上最軽量レーシングシューズ「ADIZERO TAKUMI SEN 9」 スピードを求めるランナーのための特徴とは

アディダスは、多くのランナーが愛用するレーシングモデル「ADIZERO TAKUMI SEN(アディゼロ タクミ セン)」をアップデート。最軽量中厚底スピードレーシングシューズ「ADIZERO TAKUMI SEN 9」を新たに打ち出しました。

新モデルは、アッパーの素材や各パーツの仕様を改良したことで、片足あたり約5g(※)の軽量化に成功。より優れたサポート性や保形性を実現した新アッパー素材と軽量化により、“1秒でも速く走りたいスピードランナー”を足元から支える一足となりました。

※メンズ27.0cmでの比較

ランナーがさらなるスピードを追求するため、軽量性とフィット感、グリップ性能などに徹底的にこだわった「ADIZERO TAKUMI SEN 9」について、選び抜かれた少数精鋭のスタッフである、adidas Running Specialistの真鍋毅が詳しく解説します。

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ーーADIZERO TAKUMI SEN 9は、どのようなコンセプトで開発されたシューズですか? また、アップデートのポイントを教えてください。

真鍋 この製品は、最軽量かつ厚底を特徴とした、スピードランナー向けのレーシングシューズという位置づけになります。新モデルの一番のアップデートのポイントは、アッパーをさらに薄くしつつも、フィット感や保形性に優れたものへと進化した点ですね。

このアッパーの素材変更などによってシューズが片足あたり約5g軽くなり、総重量が約180gになりました。同じような厚底シューズの中でも、かなり軽いモデルになっているのではないでしょうか。

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ーーTAKUMI SEN 9に搭載された新アッパー素材には、どのような特徴がありますか?

真鍋 新開発された「LIGHTWEIGHT STRECH MONO MESH(ライトウエイト ストレッチ モノ メッシュ)」は、スピードランニング時のフィット感を高め、より素足に近いフィーリングが得られるようになりました。

また、メッシュ自体の保形性にも優れており、どんな足の形の方でも、足入れした瞬間のフィット感を持続したまま、終盤までストレスなくレースに臨めるかと思います。

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ーーヒール部にもフィット感を高めるためのアップデートが施されているそうですね。

真鍋 ヒールの内側と外側それぞれに搭載されたレイヤーパーツ「HEEL SLINGSHOT(ヒール スリングショット)」によって、かかとのスリップを和らげるとともに、よりフィット感を得られる仕様になりました。

かかとのホールド感もあるので、接地時のブレなさや安定感も高まっています。

ーーTAKUMI SEN 9は、アッパーのフィット感を追求して設計されているのですね。レーシングシューズを選ぶうえで、アッパー素材やヒール部のフィット性は重視すべきポイントなのでしょうか?

真鍋 私は日頃マラソンに取り組んでいるのですが、フィット感が得られないシューズだと、スピードの乗り方がまったく違ったり、足がズレる感覚があったりするので、走っている最中にすごくストレスを感じるんです。

足入れした際の「少しズレているかも」「変なところが当たっているな」というわずかな違和感は、レース中にはかなりストレスを感じるポイントになるので、やはりフィット感を重視して選ぶべきでしょう。

ーーミッドソールには、グラスファイバー素材を用いた5本骨状バーが採用されました。こちらはどのような特徴があるのでしょうか。

真鍋 一般的にこのようなパーツにはカーボンが使われますが、それよりやわらかいグラスファイバー素材を使うことで、屈曲性や適度な反発を損なわずにスムーズに蹴り出せるのが一番の特徴ですね。

特に、TAKUMI SEN 9は、スピード練習や5〜10kmの短いレースで使用することが多いと思いますが、5本の指に沿った形状になっていることで、つま先で着地した際に滑らかな重心移動ができます。かかとからつま先までスムーズに重心移動させることで、自然な足の動きを損なわずに強い推進力を生み出してくれます。

また、ヒール部にはカーボン配合のナイロンプレートを採用しています。かかとにやや硬めの素材が入ることで、着地時に足首周りの安定感が生まれるので、足ブレによるパワーロスを減らせます。

ーー5本骨状バーを挟んでいる、ミッドソール材にはどんな特徴があるのでしょうか?

真鍋 「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」というミッドソール材は、クッション性だけでなく、反発性や弾力性に優れた低密度で軽量な素材で作られています。そのため、厚底でクッション性は高い一方、重さが気にならないのが強みですね。

ーーアウトソールには、2種類のラバーを組み合わせていますね。

真鍋 前足部の内側には、自動車やレース用自転車のタイヤにも使われている「コンチネンタル ラバー」を採用しています。このラバーは、あらゆる天候下において優れたグリップ力を発揮するとともに、スリップによるパワーロスを軽減できるので、力強い蹴り出しをサポートしてくれます。

また、前足部外側から中足部外側、かかとにかけて「LIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBER(ライトウエイト テキスタイル ラバー)」という軽量ラバーを使うことで、シューズ全体の軽量化も実現しています。

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ーーTAKUMI SEN 9は厚底でありながら軽量化を追求した一足ですが、シューズが軽くなることでランナーが受けられるメリットとは何でしょうか?

真鍋 TAKUMI SEN 9は「1秒でもタイムを削りたい」というランナーに向けたシューズですので、軽量化によってさらにスピードが出しやすくなったのが大きなメリットではないでしょうか。

シューズが軽くなることでピッチ数も上がり、なおかつ厚みがあることで反発力も上がってストライドも伸ばしていけると思います。

エリートランナー向けの高性能シューズが増えている中で、厚底の反発力を残しながら軽量化を実現することは難しいんです。その中でも「約5gの軽量化」はレース終盤の疲れにくさにも紐付きますし、感覚的にもメンタル的にもランナーに響く要素でしょう。

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ーーレースでは、どのような場面でTAKUMI SEN 9の強みが発揮されそうですか?

真鍋 10kmやハーフマラソンなどのロードレースでは、レース後半に地脚を使ってスピードを上げていくとなると、カーボン搭載シューズではかなり疲労度が高まってしまいます。

しかし、グラスファイバー素材を使った軽いシューズを履くことで、後半も足の機動感が残った状態で走れるのではと感じています。

TAKUMI SEN 9はスピードに乗ってピッチが上がりやすい感覚があるので、レースでのスピードを追い求めたい方はもちろんのこと、これからスピードをつけていきたいランナーの方も、このシューズを履いてスピード練習を重ねていけば、このシューズの性能が最大限に発揮されるでしょう。

また、ランニングやマラソンに慣れてきたランナーが、サブ3やサブ3.5を目指すにあたって、1000mのタイムトライアルや400mのインターバルトレーニングなどで使うのもありです。

ーー特にどんなランナーに履いてほしいシューズでしょうか?

真鍋 まず、スピードを求めているランナーの方ですね。なかなかタイムが上がらずに悩んでいる方、または一般的な厚底シューズとのフィーリングが合わない方にも履いてもらいたいです。

TAKUMI SEN 9は中厚底という位置づけでフラットに近い印象なので、従来の薄底シューズに慣れている方でもフィーリングが合うかと思います。これからスピードを追求して記録を狙うランナーの方たちに使ってもらいたい一足ですね。

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真鍋 毅(マナベ ツヨシ)
学生時代は野球部に所属。
ベルリンマラソン参加をきっかけにランニングを始める。
そこからランニングに励み月間は150k~200k程度。
直近では北海道マラソンに出場3時間47分で完走。
次の大阪マラソンでサブ3.5を目指すべくトレーニングを続けている。
自身の体験談もふまえお客様へ商品選びのサポートを行っている。
アディダスブランドコアストア 大阪店勤務

(取材&執筆:荘司結有 編集:ノオト)

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