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朝と夜、ジョギングにはどちらの時間帯がオススメ? ランニングアドバイザー湯田友美さんに聞くそれぞれのメリット・デメリット

走る習慣を身に着けようと考えた時に悩むのが、走る時間帯ではないでしょうか。例えば、会社に出勤する前に走るか、それとも仕事終わりに走るか。ジョギングに適した時間帯は、その人の生活リズムなどで異なりますが、それぞれの時間帯で走るメリット・デメリットはどこにあるのでしょうか。

adidasランニングアドバイザーの湯田友美さんに、朝と夜、それぞれの時間帯で走ることについて詳しく聞きました。

ジョギングの時間帯はどちらがオススメ? 朝ランと夜ランのメリット・デメリット

— 例えば、会社員の方がジョギングを始める場合、休日は昼間も走ることができますが、それ以外も走る場合は、出勤前か仕事終わりのどちらかの時間を確保することになるのではないでしょうか。朝ランと夜ラン、それぞれメリット・デメリットがあるかと思いますが、まずは湯田さんはどちらの時間帯に走ることが多いですか。

湯田友美さん(以下、湯田):私は夜ラン派です。 理由は単純に夜が好きなのもありますが、一番は日に焼けないってことですかね。

— たしかに日焼けは怖いですね。特に夏が近づくにつれて、かなり日差しも強くなりますし。

湯田:朝ラン派は、男性に多い印象です。女性の場合、メイクする時間もあるし、あまり朝に走る余裕がないのかもしれないですね。

— そうですね。夜ランのメリットは、まず日に焼けないこと。そして、女性にとっては朝と比べて時間が取りやすいことでしょうか。逆に、夜ランのデメリットはありますか。

湯田:都内だと比較的明るくて安全かと思いますが、車が通るところをジョギングする場合は反射材が必要です。といっても、最近はウェアやシューズに反射材がついていることが多いので、それらを身につければ問題ないでしょう。郊外など電灯が少ない場所を走る場合、ライトなど光るものを下げながら走る人もいるそうです。

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— なるほど。車にひかれたくないですもんね。湯田さんは夜ラン派とのことですが、最近は朝ランがかなり人気と聞きます。朝ランのメリットはどんなことが考えられるでしょうか。

湯田:朝ランに限らず、「朝活」ブームですよね。早めに起きて活動することで、充実感を得られるのがいいのではないでしょうか。朝は体内の血糖値が低く、脂肪が燃えやすいと言われているので、そうしたメリットもあるかと思います。

— 朝ランのデメリットはどこにありますか。

湯田:デメリットはあまりないと思いますよ。ただ、先ほども言ったように、日焼けが嫌なら避けたほうがいいですね。

— 朝ランと夜ランのメリット・デメリットを聞いたところで、それぞれで必要なアイテムについてもお聞きしたいです。

湯田:朝ランだったら、日光対策に帽子とサングラスを準備してください。また、日焼け止めも塗りましょう。夜ランの場合は、先ほども言ったように車にひかれないためにも、反射材や光るものを身につけていると安全です。

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昼間に屋外を走るのはNG ジムでのランニングについて

— ちなみに休日であれば、日中も時間を確保できると思いますが、昼間のランニングはどうでしょうか。

湯田:昼間は特に夏の場合、気温がかなり高いため、オススメできません。もし日中走るのであれば、屋外ではなくてジムを利用していただくのがよいかと。

— ジムで走る選択肢もたしかにありますね。ランニングの時間帯の話題から外れますが、ジムでのランニングについてもお聞きしたいです。

湯田:道路を走るのと、ジムのトレッドミルで走るのとでは、走り方が違うんですよ。ジムのトレッドミルで走る場合、ベルトコンベアが自動で回ってくれるので、上に飛んでいれば走れます。一方で道路を走る場合は体を前に進めなければなりません。なので、使っている筋肉が違います。
ただし、アスファルトで舗装された道を走るのは足への負担が大きいというデメリットもあります。なので、屋外とジム両方で、バランスよく走るのがいいと思いますよ。朝ランも夜ランもそれぞれ特徴がありますが、最終的には自分の生活リズムと相談しながら走る時間帯を決めたほうがよいでしょう。必要なアイテムの準備や、ジムの利用も検討してみてください。
また、初心者ランナーにオススメしたいのが、高い反発性とクッション性を兼ね備えるBOOST™️フォームを搭載したランニングシューズ「Ultraboost(ウルトラブースト)」です。ぜひ一度チェックしてみてください。

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取材対象者プロフィール:
湯田友美さん
2004年に愛知淑徳高校からワコール入社。

すぐに頭角を現し入社1年目にアジア選手権3000mで優勝、世界ジュニア選手権でも同種目4位。その後も駅伝の主要メンバーとして多くの大会で優勝に貢献した。2007年の都道府県駅伝では大会記録である29人抜きを達成。
2010年に現役引退、その後はadidas Runnersのコーチや全国各地のマラソン大会のゲストランナーとして活躍中。
アディダスランニングアドバイザー。スマイリーエンジェル代表。

(取材:波多野友子 執筆:杉山大祐 撮影:小野奈那子 編集:ノオト)

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